経済とは別の要因で値動きする要素が強いことが株・FXとの大きな違いです。

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株・FXと仮想通貨の違い

 

株とFXで比較する画像

 

仮想通貨は投資商品としての特性で見れば株よりもFXに近いです。
通貨取引という意味ではFXと共通しています。ただFXは円や米ドル、ユーロなど現物のある貨幣と取引するのに対して仮想通貨はインターネット上の仮想通貨なので現物がないです。

 

またFXで使う現物通貨は各国の中央銀行などが発行し管理していますが、仮想通貨は基本的に発行や管理をする国や銀行がありません。
仮想通貨と現物通貨の違いを説明すると話が長くなってしまうので割愛しますが、投資商品として見れば以下の違いがあります。

 

  • 現物通貨 → 経済や政策の影響を受ける
  • 仮想通貨 → 経済の影響を受けにくい

 

仮想通貨のエンドユーザーは個人による小売を含めた日常的な決済ツールのため、購買意欲に影響の出る経済ニュースがあれば多少の影響を受けますが、基本的には経済とは別の要因で値動きする要素が強いことが、現時点における株・FXとの大きな違いでしょう。

 

取引ルールに関しては仮想通貨の種類や取引所によって異なります。
基本はFXと同じでレバレッジを効かせる証拠金取引で、日曜日を除く24時間取引が行われています。
以下の特徴を見てもらえれば分かる通り、取引ルールは現物がない程度でFXと大差はありません。
ちなみにビットコインを中心にFX(外国為替証拠金取引)で仮想通貨を売買できる証券会社もあります。

 

大きなポイントはTOPページで紹介している通り税金が仮想通貨は雑所得、株とFXは分離課税になることです。

 

 

株の特徴

現物 あり
取引時間 平日9時~11時/12時30分~15時
投資先の種類 3,603の上場会社(2017年12月末現在)
レバレッジ 信用取引3倍
新規売建 信用売り可能銘柄のみ
配当・優待 あり(銘柄による)
税金 申告分離課税

 

 

FXの特徴

現物 あり
取引時間 日曜を除く24時間
投資先の種類 証券会社の扱っている通貨同士
レバレッジ 個人最大25倍/法人FX会社による(平均で100倍~400倍)
新規売建 可能
配当・優待 あり(スワップポイント)
税金 雑所得

 

 

仮想通貨の特徴

現物 なし
取引時間 日曜を除く24時間
投資先の種類 証券会社の扱っている通貨同士
レバレッジ 個人最大25倍/50倍~(取引所による)
新規売建 可能
配当・優待 △(一部の通貨のみ)
税金 雑所得

 

 

値動きに大きな違い

 

仮想通貨最大の特徴は値動きの仕方です。
株の値動きは銘柄によって発行株式や流動株、日々の出来高も変わるので単純な比較はできませんが、FXと比べると値動きの違いは明確です。

 

どちらもレバレッジを効かせるので短期的なチャートは似たような動きもしますが、ビットコインの方が一方的な動きで突き進むケースが多いです。
税制面では株やfXの方が単純で有利な面もありますが、それでもビットコインを利用する人が多い理由は動きが単純で大儲けできるチャンスがたくさん転がっているからです。